あくまでも私にとって、である
造り手も人間である以上、製品に思想が反映されるのは当然で、それすらない、つまり理念がないメーカーは良い物を出したとしても、それは偶々で長続きはしない。
そして使い手に趣向がある限り、誰もが褒め称えるメーカーというのはこの世に存在しないのは当たり前である
そんなわけで、私はよくプライベートで「どれが一番良いんですか?」的な質問をされるのだが「◯◯の製品が一番」だの「コレさえ買っておけば間違いない」みたいな回答はしない。
いい歳をして、そんな事もわかっていない人を満足させる魔法の言葉などないのである。
理解したければ金と時間を使って経験を積めだから『損をしたくない』という気持ちが前面に出過ぎている人の相談には乗れないのね
さて…本題
先日、普段着用にレリックのウォーム ロングパンツを買ってみました。
カンパのトラックジャージに合わせたかったんだよね
https://reric.jp/fs/reric/run/2182304
ストレッチが効いたシロクマの毛並みを参考にした裏起毛地を備える冬用ソフトシェルパンツです
裾はファスナー開き
最近は断捨離という似合わないことをやっているので、万超えの買い物はほとんどしていず、喜びいさんでウチに帰り履いてみると…
「アレ?オレはタイツを買ったのか?」
そのゆとりがまったくなく、身体にぴったりフィットしたシルエットはパンツというよりタイツです(´・ω・`)
そして…
モンベルやファイントラックのパンツのように、いやそれ以上に股下丈が短い…
通販サイトなどに出回っている画像ではこんな感じでパンツらしさを醸し出しておりますが、体型差はあるにせよかけ離れ過ぎています。
ましてや、私はアウトドアのインポートメーカーならショートサイズ(概ね76cm)が丁度いいぐらいで特に足が長いというわけではありません。
ラン用なので、擦るほどの長さは求めておりませんが、結局ワンサイズ上の物に交換してもらいました
(それでもコレぐらい)
コンセプト、素材、価格、そしてサイジングもウエスト、ヒップ、太腿に至るまでは完璧なのに、膝から下の都合でワンサイズアップせねばならない理不尽さ(´・ω・`)
なんとなく、マーケットインとプロダクトアウトのバランスが悪いんじゃないかと感じるのは私の中の惜しいメーカーに共通するもの
他に家にあるレリック製品にはグローブも持っていますが、サイズの問題と、手首を留めるベルクロが弱すぎて一年使っただけで放置してます
コレも手のひら側のグリップよい革に程よい裏起毛を備えたグローブだったんですけどね
良いところあるんだよ!
でも詰めが甘いんだよ!
RERIC
( ゚д゚)