神戸ポタリング日記 そのよん
プチヒルクライムでかいた汗も汗冷えすることもなく乾いたので、とどめに
北野へ来たの( ゚д゚)
(寒)
…
…それはともかく
異人館街は七館の館を構える最大勢力の『うろこグループ』を始めとして幾つかのグループに分かれています
それぞれグループ内共通チケットが販売されていますので初めてならそれを購入するか、2回目以降からは自分がまわりたいところを個別で行くのが良いでしょう
ルート的にここから始めるのが良さそうだったので、うろこの館+3に入館します
四館共通チケットを購入して巡って行きましょう
まず、『坂の上の異人館』
唯一の東洋的異人館というだけあって、館内のインテリアは明朝(1368年〜1615年)〜清朝(1616年〜1911年)に至る中国の貴重な家具、調度品、美術品で統一されています。
予備知識なしで入ったので、ゴージャスだけど若干散漫な印象がありましたが、帰ってきてから調べて振り返ってみると、中国領事館時代の華やかな背景を再現するが如く青磁や極彩色の壺、紫檀に装飾されたサロンセット、天蓋のあるベッドなど、中華モダニズムのインテリアの数々が統一感を保って蘇ってきます
次は『北野外国人倶楽部』
当時の優雅な外国人サロンを再現した館です
ブルボン王朝の貴族の館にあった大きな『木製暖炉』、銅製の鍋や杓が並ぶ薪炭時代の『オールドキッチン』などのインテリア
1890年ごろのフランス製、ノルマンディ地方の貴族が使用していた馬車が広い庭に
ルネッサンス時代に記された『グレゴリオ聖歌の楽譜』なども配置され往時を忍ばせます
そして『山手八番街』
ここは彫刻像や版画が見ものでした
彫刻三大巨匠ロダン、ブールデル、ベルナールの傑作やルノアールのブロンズ像が展示されています。
2階に上がるとユーロからアジアに切り替わり、日本の仏像の原点となったガンダーラの仏陀坐像やレリーフ
他にはタイの仏像や仁王像など仏教美術上貴重な作品が多数ありました
さらに、後のピカソに通ずる東アフリカの彫刻
そして壁面には版画です
イギリスの風刺画家ホガースの連作版画などなど
ここには多様な造形の美が溢れています
係員の方のおすすめに従ってサターンの椅子に座ってお願いごともしました